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れんさく!1  (連作 30首 「限りなく、透明に近いブルーの春」)
  連作 30首 「限りなく、透明に近いブルーの春」

 割り箸の割れ方ひとつ、僕たちの日々には最悪が数多あり

 ひとひとが溢れる町でしゃがみ込む。靴紐結ぶふりして、咽ぶ

 大きな声で笑うのは、僕が僕たちだったから。ひとりで泣くよ

 いつかより楽しい日々が足を取る、世界よぼくに正解をくれ

 僕たちは踊り笑う猿、酒を飲め。腐る脳みそ、正解を言え

 さようならここ1年の僕たちよ。世界は終わり、次が始まる

 いまもまた、どこかの国で日をまたぎハッピーニューイヤーが眠る

 覚えてる 限りで1番の光 に縋るぼくよ、ほろびてしまえ

 すき。すき。すき。しにたいくらいに、あの頃の僕たちが好き。死にたいくらいに

 きみたちの価値は大人になるとなくなる。だから、卒業なんてよしなよ

 五限目の窓から見下ろすサッカー、スニーカーに踏まれて死ぬアリア

 たぶん青春なんだろう、の瞬間。それが永遠に唯一の夏

 青春の季節が夏というのなら、冬は破壊と絶望の町。

 またひとつ臆病になる冬の夜。消えてなくなれ、素晴らしき日よ

 僕たちに孤独をわかる日はこない。親指ひとつ、世界とハロウ

 もう二度とロスタイムは訪れない。19歳だった僕はどこだ

 青色を薄めて伸ばす限りなく、透明に近いブルーの春

 冬に雪がれた独りが春に向け、畦地の上で蠢く2月

 深夜2時 僕らを救うおのののか 時計の針がやけにうるさい

 よく出来た世界ね、夜に眠らねど朝になったら朝になる、ほら

 日々の疲れと淋しさが積もる冬。靴下についた米粒を取る

 押しボタン式信号と気づかずに。国道の前、冬から春へ

 右左 右を見返す四叉路。安全牌は捨てるからこそ

 寂しいぜ。ぼくの知るヤブやんはこの 街の空気にやられて、黒髪

 この町を離れる朝は、3番線のホームからあの汽車に乗る

 改札を通る土鳩がいつか死ぬことをぼくらが知る日はこない

 となり町に来たかったわけじゃない、ぼくは別世界に行く気だった

 さっきからiPodが早く死ねと言ってきやがる。青にぶつかる

 お前まだ、去年のピストル使ってる? ストレスが火薬とかもう古いぜ

 歩いて帰ろう、と斎藤はうたう。自転車でもきっと、悪くない

 



短歌の連作はずっとあこがれていました。
ひとり、すごくあこがれている作家さんがいて、連作50首「否定する脳」|宇野なずき/レグルス|note(ノート) https://note.mu/regulusalpha/n/nd3bae1009237  これなのですが、すごい影響を受けて作った連作です。

ぼくにはひょいと連作を作る能力はなく、じわじわと詠んだものを連作になるようにピックアップして、くっつけたものです。
僕にはいままでたくさんの影響を受けてきた言葉があって、そのうち「青春を引き伸ばしたくて水増ししていたらほぼ透明な水色みたいな春になってた」というものがあり、その言葉をオマージュして作ったタイトルテーマにしています。

いつか、「ぼくたちの青春には甘酸っぱさが少し足りない」という言葉をテーマにした連作も作ってみたいと思ってる。


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【2016/02/22 01:48】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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